子供が産まれ、子供用ベッドをどうするか悩む方は多いかと思います。
筆者は現在子供が2人おり、経験上
- 子供はすぐに大きくなるのですぐにベビーベッドは不要となる
- つかまり立ちを始めると落下の危険性がある
ことから、床に寝ることをおすすめします。また、フローリングの床の場合は、床が硬いので、布団ではなく、マットレスがおすすめです。また、スペースの有効活用の可能な折りたたみのものが便利という点から、
今回は折りたたみマットレスのAmazon売れ筋ランキングトップ5を徹底比較していきます。
なお、価格、サイズについては子供と寝ることを考えてベッドのサイズはダブルとしますが、大きさによって品質が変わることはないので、シングルでもクイーンサイズを探している方にも有益な比較となっているかと思います。
1.高反発か低反発か
マットレスを探すと、まず目に入るのが、高反発、低反発といった言葉です。最近は高反発が多いですが、おさらいとして、以下に概要、メリット、デメリットを記載します。
高反発 | 低反発 | |
概要 | 体が沈み込みまず、跳ね返る力が強いもの | 体が沈み込み、跳ね返る力が弱いもの |
メリット |
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デメリット |
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このようにみると、よっぽど好きでない方でない限り、高反発が良さそうですね。
2.最適な固さ「N」とは
マットレスの詳細を見ていくと、単位がNである数値があります。ある決まった測定方法で得た数値を示しており、簡単にいうとNはマットレスの固さを示しています。
以下、消費者庁HPに記載されている区分になります。
区分 | 用語(表示名) |
110N以上 | かため |
75N〜110N | ふつう |
75N未満 | やわらかめ |
最終的には個人の好みになるものの、体重に対する最適な「N」は何になるのか調べてみました。
◼︎my best(https://my-best.com/7165)
体重 | 適した硬さ |
50kg以下 | 100N以下 |
50〜60kg | 100〜140N |
60〜70kg | 140〜170N |
70〜80kg | 170〜190N |
80kg以上 | 190N以上 |
◼︎マットレス大学(https://マットレス大学.com/newton/)
体重 | 適した硬さ |
50kg以下 | 100〜150N |
50kg〜80kg | 150N前後 |
80kg〜100kg | 180N前後 |
100kg以上 | 190Nや210Nなどの高い反発力 |
◼︎鈴木家のマットレス(https://news.mynavi.jp/suzuki-mattress/high-repulsion-low-repulsion/)
体重 | 適した硬さ |
45kg以下 | 75N以下 |
45〜60kg | 110〜140N前後 |
60〜80kg | 170N前後 |
80〜100kg | 200N前後 |
100kg以上 | 200N以上 |
結果、どれもそこそこのズレがありましたので、ご自身の体重と各表を照らし合わせ、大体の「N」の範囲を定める必要がありそうです。
3.最適な密度「D」とは
密度「D」は耐久性がどれほどあるかという指標となります。
以下に調査した結果になります。
◼︎ベッドおすすめランキング(https://bed205.com/mattress/urethane-foam-density)
密度 | 耐久性(寿命) |
20D前後 | ~1年 |
25D前後 | 3~5年 |
30D前後 | 5~8年 |
40D前後 | 8年以上 |
50D前後 | 10年以上 |
◼︎my best(https://my-best.com/34)
密度 | 耐久性(寿命) | |
高反発 | 低反発 | |
20D | 30D | 1年 |
25D | 35D | 2〜3年 |
30D | 40D | 4〜8年 |
35D | 50D | 10年 |
使用用途にもよりますが、上記2表より、高反発であれば30Dは欲しいところですね。
4.構造タイプ
マットレスには大きく分けて、「ウレタン」、「ポケットコイル」、「ボンネルコイル」の3つがあり、それぞれ以下のような特徴があります。
ウレタン | ポケットコイル | ボンネルコイル | |
概要 | ウレタンが使用されているもの | 1つ1つ独立したコイル(バネ)が多数集まりできたもの | 多数のコイル(バネ)が連結してできたもの |
メリット |
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デメリット |
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最高の寝心地を求めるのであれば、高級ホテルでも使用されるポケットコイルが良いでしょう。
コスパを求めるのであれば、ウレタンが良さそうです。
5.徹底比較
1〜4まで基礎情報を整理してきましたが、ここから徹底比較を行いたいと思います。
対象商品はAmazonの「折りたたみマットレス」の売れ筋ランキングトップ5になります。(令和5年6月3日時点)
比較表は以下のとおりです。
Amazon 売れ筋ランキング |
商品名 | 価格 | ブランド | 種類 | 硬さ | 密度 | 構造タイプ | 大きさ | 重さ | 評価 | 評価数 | |
1 | タンスのゲン マットレス ダブル 厚さ10cm 「純」高反発 密度25D 硬さ190N 三つ折り 洗える カバー付き 高反発マットレス 折りたたみ パイル グレー 13810093 03 (71254) | 10,438円 | タンスのゲン | 高反発 | 190N | 25D | 高反発ウレタンフォーム | ダブル | 195L x 140W x 10Th cm | 8.5kg | 4.2 | 8,729 |
2 | GOKUMIN マットレス 高反発 ベットマット 敷布団 180N【厚さ5cm独自技術と デザインの抗菌防臭加工マットレス】 (ブラック, ダブル) | 11,266円 | GOKUMIN | 高反発 | 180N | 32D | 195L x 140W x 5Th cm | 4.5kg | 4.3 | 13,681 | ||
3 | MyeFoam マットレス ダブル 高反発 三つ折り 寝返りサポート 快眠 腰楽 底付なし 140x200x3cm コンパクトに畳んで収納できる 持ち運び便利 通気性 防ダニ 抗菌 おりたたみ カバー洗える 高密度30D 硬め200N | 6,380円 | MyeFoam | 高反発 | 200N | 30D | 200L x 140W x 3Th cm | 4.3kg | 4.1 | 8,116 | ||
4 | GOKUMIN マットレス 2層高反発 三つ折 極厚10cm 凸凹加工 34D ベッドマット 敷布団 【180Nと250Nの2層構造と特殊加工の長持ちグランマットレス】 (セミダブル, プレミアムブラック) | 19,910円 | GOKUMIN | 高反発 | 180N、250N | 34D | 195L x 140W x 10Th cm | 9.4kg | 4.3 | 3,778 | ||
5 | 高反発マットレス 三つ折 敷布団 ベッドマット 凹凸加工 竹炭消臭 程よい硬さ 極厚 10cm 折りたたみ ブラック セミダブル ブラック tobest | 8,982円 | tobest(トゥーベスト) | 高反発 | 150N | 不明 (5、6年の耐久性はある旨説明書に記載あり) |
195L x 140W x 10Th cm | 4.9kg | 4.1 | 3,842 |
赤色マーカーは良い点、青色マーカーはイマイチな点になります。
差がついている点については以下のとおりです。
◼︎価格
MyeFoamが6,000円台と最安となっており、GOKUMINが2万円近くする価格となっています。そのほかは1万円前後という結果です。
◼︎密度
Amazon売れ筋ランキング1位のタンスのゲンは25Dとなっており、数年でへったてしまう可能性があります。そのほかについては、 4〜8年持つということで、ある程度長く使えそうです。
◼︎大きさ
今回はダブルのマットレスを比較していますが、厚さに差があることが判明しました。Amazon売れ筋ランキング2位、3位はそれぞれ厚さが5cm、3cmとなっています。この厚さでは、床への直置き用というより、今あるマットレスに載せる用であると考えられます。今回は床への直置きを想定していますので、マイナス評価をしたいと思います。
◼︎重さ
片付けや持ち運びを考えた際、重さは軽いに越したことはありません。Amazon売れ筋ランキング2位、3位、5位は5kg未満であり、プラス評価とします。
6.結論
上記を総括すると、消去法にはなってしまいますが、Amazon売れ筋ランキング5位のtobestのマットレスがマイナス点がなく、プラス点を多く持っていることになります。
Amazon売れ筋ランキング2、3位は床へ直置きは不向きであるので、今回の順位づけからは除外します。
Amazon売れ筋ランキング1位のタンスのゲンは耐久性にやや問題があり、2〜3年のために1万円支出するのであれば、2万円で10年持つGOKUMINのマットレスを買うべきでしょう。ということで、今回の比較ではGOKUMINのマットレスを2位、タンスのゲンを3位とします。
おさらいをすると、今回の比較では以下の順位となります。
1位「tobest」
2位「GOKUMIN」
3位「タンスのゲン」